音楽ライター・金子厚武のブログ
by ashadeofshyness


View From The Venue

先週は自分のライブがなく、原稿もわりと余裕があったので、ライブをたくさん見た。ので、ざっと書いておく。

8日月曜日はSHIBUYA O-WESTでAKRON/FAMILYとDEERHUNTER。
AKRON/FAMILYすげかった。プリミティヴかつエクスペリメンタルでサービス精神もばっちり。
DEERHUNTERはまあまあ。わりと予想通りな感じ。

12日金曜日は渋谷LUSHで東京BOREDOM。オールナイト。
簡単に言えばDO ITみたいなこと東京でやらんでどうする!な意志のあるオルタナ・イベント。
ステージとフロアの2ステージで、片方が終わると同時に次が始まるという構成で、休憩挟んで10バンド。
モッシュ、ダイブががんがん起こるけど、バイオレントになり過ぎないとてもよい雰囲気。
いいバンドが多かったけど、とりわけマヒルノの赤倉くんをゲスト・ボーカルに迎えたtacobondsがすげかった。
変化することは絶対的に正しくて、でも変化してそれ以前を超えることはめちゃめちゃ難しい。
でも今のtacobondsはそれができてる!

僕はtacobondsが2006年に出した『SICK OF LISTENING』という作品がめちゃめちゃ好きで、
それ以降少しずつ音楽性が変化していったことに対して、
それはそれでかっこいいんだけどでもなあ…みたいな感じが抜けなかった。
でもちょっと前から「あ、最近のtacobondsめちゃめちゃいいなぁ」って感じにまたなってきて、
つい最近はボーカルが抜けちゃうなんていうどう考えたって最大のピンチを迎えたっていうのに
それをプラスに作用させてすんごいライブをしてる。それはホントすごいことだと思う。
なんかね、今のtacobondsにはすごいトランス感があると思うんですよ。
ポスト・ハードコア発の全く新しいトランス・ミュージックって感じ。
今のモードで早く音源録ってほしいなあ。

東京BOREDOM次回の開催は9月に東大で。
09年のオルタナ・シーンを象徴するような、でかいイベントになってほしいです。

13日土曜日はSHIBUYA O-NESTでYOMOYAのワンマン。
いいライブになるだろうなとは思ってたけど、
その予想を上回るホントいいワンマンだった。
改めて、YOMOYAのことが好きになった。

んで今日はまたO-NEST(てか全部渋谷じゃん!)でモールス祭り。
出演はアナログフィッシュ、group_inou、モールス。
てっきり最初がinouだと思ってたらアナログフィッシュでびっくりした。
僕アナログフィッシュ大好きなんだけど、なんか都合が合わなくてしばらく見れてなかったんだよねー。
で、ひさしぶりに見て、やっぱ超好きだー。最高ダー。
今日は昔から付き合いのあるモールスの企画ということで古めの曲が中心のセットリスト。
2003年リリースのインディ盤『世界は幻』からいっぱいやってくれました。
とゆうわけで「夕暮れ」!やっぱ名曲!
んで「LOW」で「バタフライ」で「確信なんかなくてもいいよ」でラストに「世界は幻」。鉄板です。
新しいのでは「clap your hands!」やってくれた。これもチョー名曲ね。
あー、やっぱ7月のワンマン行きたいなー。でもこれまた友達の結婚パーティーと被ってるんだよなあ…。

で、次がgroup_inou。こっちも結構ひさびさ。
いやー、貫禄増してたー。
やっぱinouってオルタナとエレクトロっていう時代の寵児なんだね。
でも来月uri gagarnやるみたい!それはそれで見たい。

で、ラストがモールス。
いつものように、ハッピ&ブルーな素晴らしいライブでした。
でも今日は先日亡くなったジェフ・ハンソンに一曲捧げてたから、ほんのちょっとだけブルーの方が強かったかも。
ジェフはKill Rock Stars所属で、国内盤をモールスも出してる7e.p.から出してる。
デビュー時はよくエリオット・スミスと比較されていて、今回の死に関してもどうしてもエリオットのことを思い出したりもして悲しい気持ちになっていただけに、酒井さんの歌はすごく響いた。
モールス祭りは今回で22回目。いつまでも続けてほしい。


三日連続とかちょっとしんどいなーとか思うんだけどさ、やっぱいいね、ライブ。
そこにいなきゃ感じ取れないものってあるからね。現場主義バンザイ。
明日は明日でクアトロ(また渋谷だ…)にニールズとリリーズの対バンを見に行く。
がんばれリリーズ!


では今週もがんばろー。
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by ashadeofshyness | 2009-06-15 01:33 | 日記
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