音楽ライター・金子厚武のブログ
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2014年の現状②『20140420』と関西からの刺客

森は生きている、ayU tokiO、失敗しない生き方、peno、ROTH BART BARON、吉田ヨウヘイgroupが出演し、青山月見ル君想フで行われたイベント『20140420』は、2014年上半期の東京インディーシーンにおける記念碑的イベントだった。中でも、昨年ファーストを発表した森は生きていると、今年それぞれファーストを発表したROTH BART BARON、吉田ヨウヘイgroupの3組は、「cero以降」のシーンを担う存在として、多くの人に認知されたと言っていいのではないかと思う。





「cero以降」とか言っちゃうのは何ともざっくりした言い回しではあるが、つまりはアメリカーナ、サイケデリック、チェンバーポップ、トロピカルなど、近年のUSインディの流行とリンクする部分を持ちつつ、それぞれが独自の音楽性も持ち合わせ、最終的には日本語のポップスに着地しているバンドたちであり、ブルックリンシーン、もしくはティンパンアレイにも通じる、ミュージシャン間の活発な交流も特徴として挙げられる。そう考えると、やはりcero以前にシーンの礎を築いたのはトクマルシューゴとそのバンドメンバーの存在であり、5月~6月に行われた10周年記念公演は、上半期のもうひとつのハイライトだったことは間違いない(本当に素晴らしかった!)。



また、トクマルシューゴと並び、USインディとの接点という意味で重要なOGRE YOU ASSHOLEはますます独自路線を強めつつ、10月には森は生きているとの2マンが予定されるなど、やはりシーンの先達としての存在感を放っている。また、ちょっと目線を変えると、cero、トクマルシューゴの前にはSAKEROCKがいるとして、もともとレゲエ/ダブにとどまらない折衷的な音楽性が持ち味で、最新作『HYPER FOLK』では独自のチェンバーポップをさらに進化させたbonobosは、この流れとリンクする存在だったとも言えるように思う。重厚なスケール感という意味では、ROTH BART BARONに一番近いのはbonobosのような気もするし。



楽曲の素晴らしさもさることながら、ヒューマンな内容のビデオにもグッと来てしまいます…。

そして、やはりUSインディのシーンとリンクし、その上で独自のフォーク~ポップスを鳴らしてきた踊ってばかりの国の後輩バンドHAPPYが力のあるマネジメントに所属し、同じく上半期に素晴らしい作品を残しているシャムキャッツあたりとリンクしつつも、より明確に日本語のポップスを意識したような作品でボールズ(ex.ミラーマン)がメジャーデビューした(正式には7月ですが)というのは、一歩間違えれば内向きにもなりかねない東京のムードに対する関西からのカウンターのようで、シーンがまた新たな段階に突入したことを伝えている。また、ここには①で挙げたKANA-BOONやキュウソネコカミなど、関西出身バンドが続々と浮上していることとの関連も見て取れると言えよう。



ちなみに、YouTubeで「HAPPY」を検索すると、海外アーティストの今年上半期の顔であるファレル・ウィリアムスばっかり出てきちゃうわけですが……彼らもミラーマン同様、改名したりしてね 笑。
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by ashadeofshyness | 2014-07-08 23:14 | YEAR IN MUSIC
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