音楽ライター・金子厚武のブログ
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2014年の現状③BACK TO 1999~下北沢ギターロックの再評価

これに関しては、年明けのブログに書いた2014年の展望の引用から。

「ギターロックの新たな動きという意味では、00年前後の下北沢のギターロックが再評価されるんじゃないかと。新年早々のサプライズとなったBURGER NUDS(99年結成)の再始動、そして当時は必ず比較されていたバンプ(99年CDデビュー)が結成20周年で、3月に新作を発表。年明けにはヘルマン(99年CDデビュー)の復活作が出て、アート(木下理樹がソロで99年にデビュー)の新作も制作中みたいだし、あとはシロップ(99年CDデビュー)が正式に復活すれば…。そもそも、この時代のバンドっていうのは、90年代の洋楽直撃世代で、当時アジカンはウィーザー、アートはニルヴァーナじゃんって散々言われていたわけです。そこからスタートして、彼らは10年以上をかけてオリジナリティを獲得していったわけですが、今はその上澄みだけをすくって、真似するバンドが増えてしまったと。だからこそ、このタイミングで今一度99年に立ち返ってみるということは、意味があることのように思うのです」





というわけで、バンプとアートとヘルマンが新作を発表し、BURGER NUDSが再結成ライブを行い、6月27日にsyrup16gが再結成を発表した2014年の上半期は、00年前後の下北沢のギターロックバンドたちが一斉に動きを見せた年として記憶されることでしょう。ACIDMAN(99年に現在の3人に)もひさびさの新曲を発表すると共に、アンソロジーツアーを行い、現在はプロデューサーとしても活躍するStereo Fabrication of Youth(99年結成)の江口亮は、la la larksとして再度CDデビュー。アートの新作にはアジカンの後藤正文がプロデュースで参加、後藤のソロ作にはストレイテナーのホリエアツシが曲提供といった動きからも、時代感を感じずにはいられません。最近20代前半のミュージシャンの取材をして、バンドに興味を持ったきっかけを訊くと、ほぼ半数以上が「最初は普通にバンプとかアジカンを聴いて…」みたいに答えるわけで、この15年ほどで、彼らの存在がいかに今のバンドにとっての教科書となったかというのも、改めて感じた上半期でした。





洋楽からの影響云々ということに関しては、②で書いたように今はやはりUSインディからの影響を受けたバンドが多く、Gotch名義でベックやウィルコやスフィアン・スティーヴンスからの影響を消化したソロ作を発表したアジカンの後藤は、ボールズや吉田ヨウヘイgroupらをフックアップし、恒例となった『NANO-MUGEN FES.』の開催含め、今もリアルタイムの邦楽と洋楽を繋いで土壌を作ろうとする動きを続けていることがわかります。時代が変化し、かつての下北沢のバンドたちのように、USインディの影響下にあるバンドたちが次々メジャーデビューという流れにはならないまでも、同じく②で書いたように、HAPPYやボールズなど、関西のバンドが次々と表舞台へと出て行く動きから、かつての下北沢を連想することも可能と言えるかもしれません。



それにしても、オアシスのデビューアルバム発売20周年にあたる今年、解散ライブに『LIVE FOREVER』というタイトルを掲げたsyrup16gが復活し、一方でGotchが『Can't Be Forever Young』というタイトルのソロアルバムを発表するっていうのは、何だか面白いですよね。ま、オアシスはまだ再結成しなくていいと思うけど 笑。
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by ashadeofshyness | 2014-07-09 23:24 | YEAR IN MUSIC
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