音楽ライター・金子厚武のブログ
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<   2013年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

ウィークリー・レコメンド Apr 24

tofubeatsが遂に初のフルアルバムをフィジカルリリース!すでにiTunes Storeで全曲フルストリーミングをやってたりもしますが、これまで配信を軸に「聴いてもらってなんぼ」という形で活動を続けてきたトーフくんの作品が、フィジカルでどれだけの人に買われるのかというのは非常に興味深いです。作品のクオリティ自体はばっちりで、やっぱり「めっちゃ曲が書けるなあ」と再認識。“水星”はもちろん、“SO WHAT!?”とか超キャッチー。電気グルーヴ“MUD EBIS”も収録した同時発売のリミックス集『university of remix』もおすすめ!

「キャッチーさなら負けねえぜ!」と言わんばかりに(?)、こちらも初の全国流通盤を発表するKANA-BOON。昨年はKi/oon主催のオーディションでグランプリを獲得、アジカンのオープニングアクトを務めたように、まさに日本のギターロックシーンの中で純粋培養されてきたかのようなバンド。先にアップされていた“ないものねだり”のショートバージョンはすでにYouTubeで13万回以上の再生回数を誇るなど、中毒性高し。

神戸のtofubeats、大阪のKANA-BOONに続きまして、京都のtricotは初のシングルを発表。関西元気。ステージ上のtricotも元気。5月からのツアー、東京は早くもクアトロワンマンかあ。曲はかなりプログレッシヴ!

そして、KANA-BOONを聴いても、tricotを聴いても、その背景にはthe band apartの存在が感じられるわけです。直接的でも間接的でも、今の日本のギターロックに彼らが与えた影響は、やはり計り知れないものがあると言っていいでしょう。前作『2012 e.p.』に続く全曲日本語詞、遂にアルバムタイトルも日本語になった新作は、そんな彼らが今も進化を続けていることを証明する作品。一時期ちょっと高値安定感あった気もしたんだけど、分離のはっきりしたミックスが施されたスピーディーな楽器の絡みが印象的なリードトラックの“ノード”からして非常に新鮮。先駆者は偉大なり。

洋楽もひとつぐらい…ということで、!!!と迷った結果、バーミンガム出身の兄弟含む4ピース、Peaceをご紹介。いやー、この90年代感バリバリなダサかっこよさ、たまりません。僕なんだかんだ言ってこういうの嫌いになれないんだよなあ。ボーカルがリチャード・アシュクロフトっぽいってだけでもポイント高いし、Peaceなんてバンド名つけちゃうのも許せます。「1997年のヒット曲はすべて頭の中に入ってる」なんて発言もしてるようで、やっぱ90年代リヴァイヴァル確実に進行中ですね…っていうのがtofubeatsとも繋がってくるということで、こんなまとめでよろしいでしょうか。あ、MVに髪の長いギタリストが出てきますが、又吉じゃないよ。


tofubeats『lost decade』



KANA-BOON『僕がCDを出したら』



tricot『99.974℃』



the band apart『街の14景』



Peace『In Love』


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by ashadeofshyness | 2013-04-23 00:19 | ウィークリー・レコメンド

ウィークリー・レコメンド Apr 17

早くもメジャーからの4作目となるthe telephonesのアルバムは、セカンドとサードでの音楽的なトライが結実したかのような充実作。でまあ、何よりいいなあと思うのは、このアルバムが若い子らに向けて「音楽って楽しいぜ!夢があるぜ!」って言い続けてること。中盤の“90s Drama Life”~“Odoru~朝が来ても~”の流れだったり、懐かCMな“Keep Your DISCO!!!”のミュージック・ビデオにしても、ノスタルジーがひとつのテーマになってるとは思うんだけど、自分たちの若いころを振り返ることで、未来へ向けたメッセージの説得力を高めてる。もちろん、思いっきりふざけながら。で、最後に“March For Peace”だからねえ。泣けますわ、このアルバムは。

そして、the telephonesも参加の「kings」が体現していた「海外との同時代性」を今最も感じさせるアクトのひとつが、Jesse Ruins。東京発のアナログにこだわるインディ・レーベル「CUZ ME PAIN」を主宰し、イギリスの高級紙「The Guardian」からも賛辞を寄せられる彼ら。シンセポップ~チルウェイヴ以降のサウンドで、文字通りシネマティックかつロマンティックな楽曲を紡ぐ。

L.E.D.の新作は相変わらずクオリティ高し。LITEやmudy on the昨晩とはまったくタイプが違うけど、ブームで終わらなかったインストバンドの意地と自信が感じられる作品。前作の原田郁子に続いて、女性ボーカルではSalyuが、さらには志人も参加と、ゲストの人選は今回もばっちり。オータコージ×志人の“賽の河原”はかなりとんでもない仕上がりです。

The Flaming LipsとYeah Yeah Yeahsは僕もまだアルバム聴いてないので、楽しみ。リップスはかなりアシッドな感じかな?YYYsはDr.Octagonことクール・キースの参加が熱い。“Sacrilege”のミュージックビデオすげえなあ。


the telephones『Laugh,Cry,Sing...And Dance!!!』



Jesse Ruins『A Film』



L.E.D.『in motion』



The Flaming Lips『The Terror』



Yeah Yeah Yeahs『Mosquito』


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by ashadeofshyness | 2013-04-14 23:24 | ウィークリー・レコメンド

ウィークリー・レコメンド Apr 10

凛として時雨の2年半ぶりの新作『i'mperfect』は「これぞ時雨!」な3ピースのバンドサウンドを追求。ミックスの半数をTKではなく外部のエンジニアが手掛けているのが特徴で、高山徹や片岡恭久に加え、ラルクやルナシーを手掛ける比留間整も参加していて、“Sitai miss me”のイントロのギターの透明感が「この音だ!」って感じ。geek sleep sheepも音源出さないかなー。

amazarashiの新作は、生のストリングスの導入などによってサウンド面でかなりの飛躍を見せた一枚。言葉の鋭さはもちろん、今後は音楽集団としての成長も楽しみで、特にアレンジを手掛ける出羽良彰の存在がクローズアップされそう。ミュージックビデオは結構ショッキング。

SEBASTIAN Xのポップス路線は大賛成。JUDY AND MARYと二階堂和美さんの中間みたいなバンドになったらすごいなあ(ざっくり)。「TOKYO春告JAMBOREE」には復活した踊ってばかりの国の出演も決まって、ばっちりなメンツ。

カール・ハイドはSONARで見れなかったけど安定のフジ出演決定。TOKYO ROCKSに来れなかったプライマル・スクリームも出して最多出演記録を競わせたい。一方、ジェイムス・ブレイクが来日する6/4はワールドカップ最終予選のオーストラリア戦の日なんだけど、さてこれはどうしたもんかな?


凛として時雨『i'mperfect』



amazarashi『ねえママ あなたの言うとおり』



SEBASTIAN X『ヒバリオペラ』



KARL HYDE『Edgeland』



JAMES BLAKE『Overgrown』


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by ashadeofshyness | 2013-04-13 00:20 | ウィークリー・レコメンド

ウィークリー・レコメンド Apr 3

ビイドロの新作『またあしたね』は、前作『冗談の王様』以来実に4年ぶり、現在の3ピースとなってからは初めての正式音源です。2010年末の活動休止ライブ以後、すぐに制作に取り掛かっていたという本作がもしも2011年に出ていたら、アナログフィッシュの『荒野 / On the Wild Side』とどっちを年間ベストにしようか迷ったかもしれないぐらい、音楽性・メッセージ性共に素晴らしい作品。ちなみに、下にアップしたのはタイトルトラック“またあしたね”(“また明日ね”になってるけど)の2009年のライブ映像で、アルバムに収録されているバージョンとはかなり異なります。音源になってるのももちろんいいけど、BUILT TO SPILLなこっちのバージョンもいいなあ。そういう意味じゃあ、OGRE YOU ASSHOLEのファンにも聴いてほしいですね。4/6に新宿ロフトにて、ひさびさの、そしておそらくは最後のライブがありますので、ぜひ。

ビイドロとアナログフィッシュを並べたのに続いて、環ROYの新作『ラッキー』は、アナログフィッシュとコラボしているやけのはらの新作『SUNNY NEW LIFE』と並べたい。震災以降の時代感を背景としつつ、それをあくまで軽やかに、日常生活を視点の軸としながらラップするこの2作、どちらも傑作だと思います。2人ともラッパーにして「奥ゆかしさ」があるのが好きです。てか、『ラッキー』はホント、これまでの環ROY作品の中でも断トツにいいと思うなあ。下にアップした“YES”のトラックを担当した蓮沼執太はじめ、戸高賢史(ART-SCHOOL)、三浦康嗣(□□□)、ゴンドウトモヒロ、Himuro Yoshiteruっていうトラックメーカーのチョイスもばっちり。

The SALOVERS初のシングル『床には君のカーディガン』も相変わらず無敵感あって最高。陽性の曲調がニューシーズン突入を高らかに宣言しているかのようです。ただね、なんかロゴが『BE HERE NOW』の頃のOASISみたいなってるんだけど、The SALOVERSはどう考えたってBLURだろー。古館くんのイケメンで自信家で性格悪そうで(ごめん)でもにくめない感じ、まじデーモン・アルバーンだと思うわ。

下北沢駅が様変わりしたタイミングで出るというのが何ともグッとくるTHEラブ人間の新作もいいし、エミさんのスモーキーボイスはもっとロックリスナーにも聴かれてほしいと思います。下にアップしたアルバムのタイトルトラック、ちょっとCOLDPLAYっぽいし。では、今週はこんなところで。


ビイドロ / またあしたね



環ROY / ラッキー



The SALOVERS / 床には君のカーディガン



THEラブ人間 / SONGS



Emi Meyer / Galaxy's Skirt


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by ashadeofshyness | 2013-04-02 00:43 | ウィークリー・レコメンド