音楽ライター・金子厚武のブログ
by ashadeofshyness
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ALBUM OF THE YEAR 2013<DOMESTIC>21-30

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30 MY WAY MY LOVE / The Fact Is
年明けのおとぎ話を皮切りに、そのまんま“ふれーみんぐりっぷす”という曲を発表した後藤まりこに至るまで、今年も「日本のTHE FLAMING LIPS」争いは熾烈だったものの、ドラッギーでぶっ壊れたポップという意味で、今年最もその称号に相応しかったのは、短くないキャリアを誇るこのバンドだった。

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29 yukaD / Exhibition
2010年にostoandellを解散したyukaDによるソロデビュー作は、もちろんROSE RECORDSから。作詞作曲はもちろん、演奏から録音・ミックスまでを自らこなすようになった今も、類まれなるポップセンスは健在。“夜明けのうた”という名曲を産み落とした。

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28 Galileo Galilei / ALARMS
POP ETCのクリストファー・チュウを共同プロデューサーに迎えた、過去最高にポップな名盤。HAPPYやThe fin.など、関西から洋楽寄りの有望新人が現れ始めているが、彼らは今もなお北海道の地で自分たちの音楽を研ぎ澄ませ続けている。

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27 長谷川健一 / 423
京都の歌うたいがジム・オルークと邂逅。石橋英子、山本達久、波多野敦子という近年ほぼチームとして活動している強力なサポートメンバーの協力も得て完成した素晴らしい作品。12月にはゴッチと組んで、NUMBER GIRLからPeople In The Boxまでをカバーした『my favorite things』も発表。

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26 NILE LONG / Diggin' It Up
今年は動きのなかったkingsのバンドの中にあって、エレクトロポップからR&Bへと接近し、最も海外とのシンクロを感じさせたのが、この元TBAメンバーによる新バンド。2月でボーカルのSIMが脱退とのことで、とっても残念。

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25 清竜人 / WORK
本人がフェイバリットに挙げる立原あゆみの漫画『本気!』に出てきそうなチンピラルックで周囲を驚かせた竜人だが、楽曲のオリジナリティはそれ以上。前作のアイドル~アニソン路線並みの情報量を生演奏で再現し、ブラックミュージックもクラシックも混ぜ込んだ、異形のポップアルバムが完成した。

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24 SuiseiNoboAz / ubik
誰もが驚き、そしてエールを送ったメジャーデビューの一報。その後に届いたのは、シンセを用いた穏やかでノスタルジーを感じさせる作風へと変化しながらも、やはりボアズらしいとしか言いようのない、武骨なロマンティシズムに溢れた作品だった。惚れ直しました。

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23 THE MIRRAZ / 夏を好きになるための6の法則
年明けのメジャーデビューアルバムから4か月、いろいろあってリリースされた新旧織り交ぜてのミニアルバムは、結果的に畠山承平のソングライティング力の高さを証明した名曲集。なんだかんだで、やっぱり肝は“NEW WORLD”。この曲は今の日本でこそ多くの人に聴かれるべき。

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22 COMEBACK MY DAUGHTERS / Mira
ボアズ以上に驚いたのが、このバンドのメジャーデビュー。しかし、インディーフォークのムーヴメントとシンクロしつつも、エモやパワーポップといった自らの出自も素直に落とし込んだこの傑作を聴けば、これはベストなタイミングだったように思える。THE STROKESとのまさかの“Take On Me”被りは笑ったなあ。

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21 曽我部恵一 / 超越的漫画
ベストアルバムを経て届けられた曽我部恵一のニューモードは、いい人ばかりではいられない、「バカばっかり」と愚痴をこぼす自分もそのまま詰め込んだ、まさに「曽我部そのまま」の作品。言ってみれば、2枚目のセルフタイトル作のようなものかも。しかも、間髪入れず発表されたシングルが“汚染水”だ。さあ、またしてもこの人から目が離せなくなってきた。
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# by ashadeofshyness | 2014-01-05 22:53 | YEAR IN MUSIC

ALBUM OF THE YEAR 2013<DOMESTIC>31-40

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40 geek sleep sheep / Nightporter
LAMAや現在のART-SCHOOLなど、90年代後半のヒーローたちの再編が行われ、まさかこんな3ピースが生まれるとは。そして、モーサムよりも、ソロよりも、ツインボーカルによって百々のロマンチックな側面がピックアップされた結果、どこかスーパーカーすら連想させる作品になるとは。

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39 Fla$hBackS / Fl$8ks
全員がMCでありトラックメイカーというフレッシュな若き才能であるだけではなく、ヒップホップシーンの「あまちゃん」ことjjjの存在も話題となった3人組によるファーストインパクト。こうゆう偶然は、案外甘く見ない方がいい。

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38 taffy / Lixiviate
NMEをはじめとしたイギリスの主要メディアが絶賛し、逆輸入された4人組。何度目かのブリットポップ・リバイバルというよりは、00年前後の下北沢ギターロック・リバイバルの機運を感じる。

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37 相対性理論 / TOWN AGE
女子バンドもアイドルもボカロも全部含めて、今の日本の音楽シーンの基盤はこのバンドによって築かれたといっても決して過言ではない。新体制による一作目は、ソロも含めたこれまでの経験を注ぎ込み、後進バンドとの違いをはっきりと示してみせた。

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36 plenty / this
オルタナ感のあるロック・バンドだったのはすでに昔の話、あくまで演奏は曲に寄り添い、何より歌と言葉を聴かせることで、彼らはどこにもないポジションを築きつつある。ストリングスを配したリアレンジ集も発表し、世武裕子を迎えるなどの新展開も。

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35 Veni Vidi Vicious / T.I.N.T.L.A
ミイラズやチェコといった同胞がメジャーへと進出していく中、自主レーベルからそっと発表されたひさびさの新作には、ラジカルなソングライターとしてのジュリアン・カサブランカスに呼応する日本屈指のロックンローラー、入江良介の魅力があふれている。そう、今こそがTime For Heroesさ。

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34 Seiho / Abstraktsex
まずは何と言ってもアンセム化した“I Feel Rave”の甘美でエモーショナルな衝撃。また、Day Tripper Recordsを主宰し、デジタルとフィジカルを巧みに使い分けるその手腕は、tofubeatsと並んで関西の顔に相応しいものだった。

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33 Mop of Head / Breaking Out Basis
結局は、異端者だけが生き残る。ロックやジャズが混在するポストロック勢も、歪んだシンセベースと四つ打ちで盛り上がったエレクトロ勢も、時間とともに衰退していく中、そのすべてを両手に掴んだまま駆け抜けてきた稀有なインスト・バンドは、ここにそのベーシックを刻み付けた。

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32 Babi / Botanical
生粋のDIY系女子であり、また素晴らしい作編曲能力を持ったチェンバーポップ女子?でもある彼女の存在は、女性シンガーソングライターが盛り上がった2013年の中でも、ひときわ特別な存在感を放っていた。

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31 ヤーチャイカ / ふぁるすふろむあばゔ
THE YELLOW MONKEY(もしくはB'z)の系譜を受け継ぐ歌謡ハードロックをバックボーンとしながらも、決してJ-ROCKにはならず、プログレッシヴで、サイケデリックで、純粋にロックバンドとしてかっこいいバンド。こうゆうバンドこそ売れてほしいんだよなあ。
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# by ashadeofshyness | 2014-01-05 18:43 | YEAR IN MUSIC

ALBUM OF THE YEAR 2013<DOMESTIC>41-50

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50 The Acid House. / The Acid House.
配信のみで発表された踊ってばかりの国の下津光史による全編英語詞のソロプロジェクト。言葉を重視しない分のリラックスした作風が、彼のソングライターとしての、シンガーとしての魅力を改めて浮き彫りにしている。

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49 テスラは泣かない。 / Anderson
MO'SOME TONEBENDERのオルタナ感とサイケデリア、THE JERRY LEE PHANTOMのリフレインとダンスビートを兼ね備えた鹿児島の雄。2014年は共にメジャーデビューするゲスの極み乙女。と共に形骸化した「ダンスロック」をひっくり返してほしい。

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48 nhhmbase / 3 1/2
5年ぶりの新作が遂にお目見え。バンドは新体制となるも、最終的には首謀者のマモルが一人で作り上げた渾身の一枚。匠の技によって骨組みのみで構築された、ポップ曼荼羅の設計図。

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47 うみのて / IN RAINBOW TOKYO
『KID A』で911後の世界を予言したトム・ヨークに対し、うるう年生まれのササ・ヨークはこのアルバムで「笑っていいとも」の終了を予言した。言いたいことはどちらも、「もはや平和ではない」。躁ですね。

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46 カメラ=万年筆 / bamboo boat
濃厚な前作からは一転、近しい仲間と共に作られた軽快な一枚。年末には佐藤優介がスカートの澤部と共にカーネーション・トリビュートを企画するなど、一年を通して昭和音大勢の動向が気になる一年だった。

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45 Alfred Beach Sandal / Dead Montano
今もブルックリンと東京のインディ・シーンが呼応し合い、裾野が広がり続けていることを示しているかのような、エキゾポップの良盤。リズミカルな歌の節回しは、RADWIMPSとか好きな人にも十分受ける気がする。

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44 椎名もた / アルターワー・セツナポップ
サカナクションと宇多田ヒカルを愛する未だ十代のボカロネイティブによる成長痛の一枚。さよならだけが答えじゃない。切なくもさわやかな後味。

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43 DALLJUB STEP CLUB / DAL ST
自らライブハウスにサウンドシステムを持ち込み、ジュークやダブステップを生演奏する新進気鋭の低音バンド。Alaska Jamの森心言が加入し、2014年はさらなるブレイクに期待。

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42 Serph / el esperanka
女性シンガーとのユニット、N-qiaとしてのリリースもあった孤高の電子音楽家は、いよいよユートピアから地上へと降臨し、力強い希望を鳴らしてみせた。1/11にリキッドルームで行われる初ライブは、果たしてどんなものになるだろうか?

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41 THE NOVEMBERS / zeitgeist
UK PROJECTを離れ、自主レーベルMERZからのリリース。downyの青木ロビンを迎えての、脱ロック・バンド化した音楽的熟成を踏まえ、作り手にも聴き手にも主体性の意味を突きつける、真摯なバンドによる野心作だ。
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# by ashadeofshyness | 2014-01-05 17:31 | YEAR IN MUSIC

ウィークリー・レコメンド July 3

赤い公園『今更/交信/さよならは言わない』





もう、あれです、後期『SNOOZER』の名フレーズを引用すれば、「もう赤い公園しか愛せない!」状態に突入してます。赤い公園の復活シングル、めちゃめちゃよいです。「このコード進行で、なんでこんなにもポップなの?」という“今更”も、ピアノを主体に、プロダクションの面でも今後の伸び幅を感じさせる“交信”も、どっちも素敵。8月に出るファーストフルアルバム『公園デビュー』、めちゃめちゃ期待してます。あ、ちなみにちょっと前にTwitterでつぶやいたんだけど、復活曲の“今更”の次の曲が、“交信”じゃなくて“更新”だったらもっとよかったのに。ミュージックビデをも連作だしね。

COMEBACK MY DAUGHTERS『Mira』





COMEBACK MY DAUGHTERSの新作『Mira』は、PIZZA OF DEATHからではなく、メジャーのコロムビアからのリリース。「マムフォード&サンズに代表されるインディフォークのムーブメントといち早く共振してきた彼らが遂に表舞台へ!」っていうほど大げさな話ではなくとも、去年アメリカでシンズがあっちのコロムビアからメジャーデビューしたように、キャリアのあるバンドがしかるべきタイミングでメジャーからリリースをするっていうのは、とってもいいことだと思います。普通だったら、どうしても若い子優先になっちゃったりするけど、この世代でいい音楽をやってる人たちをもっと大事にすべき!とか思うし。実際、アルバムの内容も素晴らしくて、インディフォークに寄り過ぎることなく、CBMDらしい瑞々しいポップセンスに溢れていて、なおかつブルックリン周りの人たちと並べられるような雰囲気もあり。で、そんな中でもびっくりしたのが“Alone in the dark”。これ、まさかのストロークスと“Take On Me”ネタ被りなんだよねー。ただ、この曲はもともとエモっぽい感じで、ギターのイメージは最初キャップンジャズだったそう。そんなエピソードも、にやっとしちゃいますよねえ。

LAGITAGIDA『TUTELA!!』



かっけえ!プログレっぷりも、大竹くんのギターヒーローっぷりも、マジ半端ないっす。2010年に結成されたLAGITAGIDAが遂に発表する初のフルアルバム『TUTELA!!』は、LITEやムーディとはまた違った形で、進化するインストバンドを象徴する一枚。いや、LAGITAGIDAの場合は「これいつの時代のバンドだよ?」って感じで、ある意味時代をさかのぼってるんだけど、行き過ぎた結果圧倒的な現代性が生まれてるって感じかも。赤倉君のLOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTSといい、張江くんの来来来チームといい、元マヒルノ組の人たちはみんないいバンドやってるなあ。

bomi『ビューティフォーEP』



ほぼすっぴんのbomiちゃんがクレアラシルばりの清潔感でかわいい“ビューティフォー”のミュージックビデオは、監督が伊藤ガビンさんで、振付がサカナクションの“僕と花”とかに出演してるホナガヨウコさん。ナチュラルで肩ひじの張ってない、いいビデオ(撮影は結構大変だったらしいけど)。で、後半あんまりよく見えないんだけど、スタジオのセットで踊ってるシーンでbomiちゃんが着てる衣装が、前回のエントリーのアンディモリとサカナクションのとこでも触れたANREALAGEなのです。もっとよく見たい!
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# by ashadeofshyness | 2013-07-02 01:28 | ウィークリー・レコメンド

ウィークリー・レコメンド June 26

andymoriのラストアルバム『宇宙の果てはこの目の前に』。個人的に、00年代後半に登場したバンドの中で最も好きなバンドのひとつで、2010年には『ファンファーレと熱狂』をその年のベストアルバムに選んだりもしていたので、解散はとっても残念です。一年の制作期間の末に完成した『宇宙の果てはこの前の前に』は、ソングライティング、演奏、プロダクション、言葉、どれを取っても過去最高の出来で、「これを出されちゃ解散も認めるしかない」と思いつつ、「これを作れるんならまだもっと行けるじゃん!」とも言いたくなってしまう、ともかく素晴らしい作品。そういえば、デビュー時には「彼らはリバティーンズか?それとも、ジャムか?」みたいな話がありましたが、この解散はジャムっぽいですね。先日3人に取材をさせてもらいましたが、バタバタもひとまず落ち着いて、今は最後のツアーと武道館でのラストライブに向けて動いているそうです。で、本人たちにも言ったんだけど、個人的に大好きな“パーティーは終わった”をはじめ、数多く存在する未発表曲を、いつか未発表音源集みたいな形で聴けると嬉しいな。

サカナクションがsakanaction名義で発表するアナログ盤『INORI EP』。見事オリコン一位を獲得した『sakanaction』の中から、AOKI takamasaさんと共作した2曲、“INORI”と“ストラクチャー”が共に「Extended Mix」で収録されています。マジョリティの中のマイノリティを地で行き、先日の幕張公演の6.1chサラウンド+スピーカー228本に続いて、今回のアナログリリースと、自由にやれている感じがよいですね。ちなみに、幕張公演のアンコールで山口さんが着てたパーカーはANREALAGEのものだったそうですが、andymoriのジャケットのアートワークもANREALAGEの森永邦彦が担当。最近ホントよく名前聞きます。あ、ホントは盟友のベボベのミニアルバム『THE CUT』も同じ日に出るから、それも紹介しようと思ったんだけど、まだMVがあがってなかったからカットで…。RHYMESTER、花澤香菜という2組とコラボした、らしさあふれる仕上がりの一枚ですよ。

9周年の9mmによる5作目『Dawning』。先行シングルの“Answer And Answer”や、MV曲の“黒い森の旅人”みたいないかにも9mmっぽい曲もよいんだけど、このアルバムの特徴は歌謡センス爆発のエキゾチックな曲だと思う。ロシア民謡、スカ、マカロニウェスタンと、まさにエキゾ・メタリック・ハードコアといった感じ。今出てるMUSICAにこのアルバムのレビューを書いていて、郷ひろみとX JAPANと9mmをかけた「エキゾチック・9ミリ・ジャパン」っていう見出しが我ながら秀逸だと思ってるんだけど、誰か褒めてくれないかな…。

Czecho No Republicのニューシングル『Festival』は、タカハシマイと砂川一黄が加入後の初音源。5人編成になってからのチェコは、ライブがグッとよくなったんだよねー。そして、“Festival”は文字通りのフェス対応ソングなわけですが、そんなにアゲアゲじゃなくて、軽やかなポップソングなのがチェコらしいっちゃチェコらしいかなあ。でも、まだまだいけそう。Team MeやVampire Weekend、Arcade Fireにも追いつけ追い越せ!

DJ BAKUの新作『JapOneEra』は、ソロ名義のオリジナルアルバムとしては5年ぶりの作品。いろいろやってる人なので、そんなに経ってる気しなかったですけどねえ。とはいえ、アルバムはしっかりと5年の進化が刻み付けられた内容になっていて、ケムズからスクリレックスにいたるアグレッシヴな大バコ仕様のダンスミュージックに接近しつつ、ゲストにはCaroline、N'夙川BOYS、Shing02、Ovallのmabanuaと、これまで以上に多彩なメンツを迎え、KAIKOOメンタリティがひしひしと伝わってくる作品となっています。先日BAKUさんにも初めて取材をさせてもらったのですが、その誰にでもフラットな自然体っぷりに、邂逅の真髄を見た気がしました。


andymori『宇宙の果てはこの目の前に』



sakanaction『INORI』



9mm Parabellum Bullet『Dawning』



Czecho No Republic『Festival』



DJ BAKU『JapOneEra』


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# by ashadeofshyness | 2013-06-25 23:19 | ウィークリー・レコメンド