音楽ライター・金子厚武のブログ
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ウィークリー・レコメンド May 15

ラルクのyukihiroともあだち麗三郎ともバンドメンバーという、不思議なポジションを築きつつある百々のソロ2作目『ゆめとうつつとまぼろしと』。フィル・スペクターサウンドに何ともらしいストーリーテリングを乗っけた“ロックンロールハート(イズヒアトゥステイ)”は名曲です。福岡の盟友・向井秀徳が参加した曲の“ともをまつ”っていうタイトルは、おなじく福岡のRUMTAGのイベント名からつけられたんだろうな。

不思議なポジションと言えば、LILLIES AND REMAINSから昆虫キッズまでとつながり、その特異性が際立ち始めているTHE NOVEMBERSも忘れてはなりません。チェンバーポップ路線の『GIFT』から一転、ラウドな作風を打ち出した…とは本当は言い切れない多様性を持った新作『Fourth wall』からは、ますます研ぎ澄まされたバンドの現在地が感じられます。

そして、同日にリリーズもタワレコ限定シングル『I Survive』を発表。ノベンバと続けて聴くと、親和性の高さがわかりますね。リリーズはやっぱり80年代感が強くて、ノベンバは90年代の割合が多いとかはあるかもしれないけど、美意識の高さは共通していて、それは昆虫キッズにも言えることかと。

つしまみれ結成14年目のセルフタイトル作は、中村宗一郎とがっつりタッグを組んで新たなバンド像を打ち出した意欲作。リードトラックの“JAGUAR”こそいかにもなブランキー路線ではあるものの、後期ゆら帝~オウガなクラウトロック風のサイケナンバーや、ボリスのようなヘヴィなナンバーまで、幅広いリスナーをうならせる作品に仕上がってますよ。

札幌在住のシンガーソングライター、サトウヨシアキ3年ぶりの新作『Like It Was Yesterday』。英語詞と日本語詞を曲ごとに使い分けるスタイルで収録された全6曲は、いわば「デスキャブ meets 大橋トリオ」。美メロ好きには間違いなしの逸品です!


百々和宏『ゆめとうつつとまぼろしと』



THE NOVEMBERS『Fourth wall』



LILLIES AND REMAINS『I Survive』



つしまみれ『つしまみれ』



サトウヨシアキ『Like It Was Yesterday』


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# by ashadeofshyness | 2013-05-12 22:52 | ウィークリー・レコメンド

ウィークリー・レコメンド May 8

たまには洋楽からご紹介。まずはVAMPIRE WEEKENDのサード『Modern Vampires Of The City』。これはもう流石と言うしかありません。一聴したときにキャッチーなのは『CONTRA』の方だけど、いかにも三作目らしい落ち着いたエレガントな雰囲気に、聴けば聴くほどはまります。かつては「文化を搾取する帝国主義者」との批判も受けましたが、彼らは今も真摯にアメリカと向き合い続け、リリックをフィーチャーしたMVからは強い主張が感じられます。うん、やっぱり彼らは別格。あ、ちなみに“Ya Hey”って、やっぱOUTKASTを意識してるのかな?

続いて、TOKYO ROCKSの中止で来日がポシャッてしまったPRIMAL SCREAMの記念すべき10枚目のオリジナル・アルバム『MORE LIGHT』。まだアルバム聴けてないんだけど、いいっぽいですね。本作からローゼズ復活のために脱退したマニに代わって、女性ベーシストのシモーヌ・バトラーが加入(下の映像で見れます)。ボビーももう50歳か…さすがに老けたね。

時期的に言って、「サカナクションと“INORI”を共作した」と紹介するべきでしょうか、AOKI takamasaさんの新作『RV8』は8パターンの「Rhythm Variation」を収録。3本あがっている音と連動した映像はどれもかっこいいです。あ、ちょっと前に出たWOZNIAKのアルバム(録音とミックスはハイスイノナサの照井兄)もミニマルでかっこよかったなあ。

昨年元School Food Punishmentの蓮尾理之が加入した385の新作『人間』。キーボーディストなのにギタリストに憧れる蓮尾くんのノイジーかつカラフルなプレイが加わって、ファンクやジャズを内包したプログレ・ハードコアがさらにパワーアップ!こりゃすごい。

最後も変わったプレイをする人たち。タッピングとテレキャス大好き!なQOOLANDのデビュー作『それでも弾こうテレキャスター』(ギタリストはストラトですが)。「そこタッピングする必要あるん?」というツッコミは無視で!


VAMPIRE WEEKEND『Modern Vampires Of The City』



PRIMAL SCREAM『More Light』



AOKI takamasa『RV8』



385『人間』



QOOLAND『それでも弾こうテレキャスター』


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# by ashadeofshyness | 2013-05-08 00:24 | ウィークリー・レコメンド

ウィークリー・レコメンド May 1

5日の渋谷クアトロでのワンマンライブ(ソールドアウト!)でいよいよ本格的に活動を再開する赤い公園が、配信限定で新曲を発表。津野さんがSMAPの新曲を手掛けたこともあって、俄然注目が集まってますね。“今更”を聴いても、やっぱサウンドはオルタナ寄りのバンドサウンドなんだけど、曲はすんごいメジャー感あるもんなあ。これからの活躍、ホントに楽しみ。

クリープハイプのニューシングルは資生堂アネッサのCMソング。メジャーデビュー後のシングル2枚はどちらもオリコンベスト10入りしていて、今回も入りそうですね。「SEXしよう」のバンドが蒼井優の爽やかなCMのバックで「ゆうゆうゆうゆう」と歌うのに背徳感を感じつつ、まあでも蒼井優だからいいのか、とも思ったり。ツアーファイナルの中野サンプラザもすでにソールドアウトと、今まさに攻め時。

そして、“夢の外へ”がアネッサのCMソングに使われていた星野源が、くも膜下出血から無事復活を果たし、サードアルバム『Stranger』を発表。こちらも多方面からの期待を受けつつも、独自のスタンスを崩すことなく、7月には武道館公演も決定。すごい。

ベースが脱退して、ギター&ドラムの2ピースで再始動したSISTER JET。時期的にどうしてもチャットモンチーと比較したくなっちゃうけど、ここにも2人でやることの意味や熱量が確かに感じられる。ただ、あのTHE WHITE STRIPESでさえ続かなかったように、2ピースでロックンロールやるのってホントに難しいとも思う。まずは、やれるとこまでやり切っちゃえ!

「(500)日のサマー」でおなじみ、ズーイー・デシャネルとM・ウォードによる男女デュオShe & Himの新作は、今回もUSインディ界の良心MERGEからのリリース。素敵なポップスを聴かせてくれているようです(アルバム未聴)。


赤い公園『今更』



クリープハイプ『憂、燦々(ゆう、さんさん)』



星野源『Stranger』



SISTER JET『3-1=2 / No Limit e.p.』



She & Him『Volume 3』


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# by ashadeofshyness | 2013-05-02 00:29 | ウィークリー・レコメンド

ウィークリー・レコメンド Apr 24

tofubeatsが遂に初のフルアルバムをフィジカルリリース!すでにiTunes Storeで全曲フルストリーミングをやってたりもしますが、これまで配信を軸に「聴いてもらってなんぼ」という形で活動を続けてきたトーフくんの作品が、フィジカルでどれだけの人に買われるのかというのは非常に興味深いです。作品のクオリティ自体はばっちりで、やっぱり「めっちゃ曲が書けるなあ」と再認識。“水星”はもちろん、“SO WHAT!?”とか超キャッチー。電気グルーヴ“MUD EBIS”も収録した同時発売のリミックス集『university of remix』もおすすめ!

「キャッチーさなら負けねえぜ!」と言わんばかりに(?)、こちらも初の全国流通盤を発表するKANA-BOON。昨年はKi/oon主催のオーディションでグランプリを獲得、アジカンのオープニングアクトを務めたように、まさに日本のギターロックシーンの中で純粋培養されてきたかのようなバンド。先にアップされていた“ないものねだり”のショートバージョンはすでにYouTubeで13万回以上の再生回数を誇るなど、中毒性高し。

神戸のtofubeats、大阪のKANA-BOONに続きまして、京都のtricotは初のシングルを発表。関西元気。ステージ上のtricotも元気。5月からのツアー、東京は早くもクアトロワンマンかあ。曲はかなりプログレッシヴ!

そして、KANA-BOONを聴いても、tricotを聴いても、その背景にはthe band apartの存在が感じられるわけです。直接的でも間接的でも、今の日本のギターロックに彼らが与えた影響は、やはり計り知れないものがあると言っていいでしょう。前作『2012 e.p.』に続く全曲日本語詞、遂にアルバムタイトルも日本語になった新作は、そんな彼らが今も進化を続けていることを証明する作品。一時期ちょっと高値安定感あった気もしたんだけど、分離のはっきりしたミックスが施されたスピーディーな楽器の絡みが印象的なリードトラックの“ノード”からして非常に新鮮。先駆者は偉大なり。

洋楽もひとつぐらい…ということで、!!!と迷った結果、バーミンガム出身の兄弟含む4ピース、Peaceをご紹介。いやー、この90年代感バリバリなダサかっこよさ、たまりません。僕なんだかんだ言ってこういうの嫌いになれないんだよなあ。ボーカルがリチャード・アシュクロフトっぽいってだけでもポイント高いし、Peaceなんてバンド名つけちゃうのも許せます。「1997年のヒット曲はすべて頭の中に入ってる」なんて発言もしてるようで、やっぱ90年代リヴァイヴァル確実に進行中ですね…っていうのがtofubeatsとも繋がってくるということで、こんなまとめでよろしいでしょうか。あ、MVに髪の長いギタリストが出てきますが、又吉じゃないよ。


tofubeats『lost decade』



KANA-BOON『僕がCDを出したら』



tricot『99.974℃』



the band apart『街の14景』



Peace『In Love』


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# by ashadeofshyness | 2013-04-23 00:19 | ウィークリー・レコメンド

ウィークリー・レコメンド Apr 17

早くもメジャーからの4作目となるthe telephonesのアルバムは、セカンドとサードでの音楽的なトライが結実したかのような充実作。でまあ、何よりいいなあと思うのは、このアルバムが若い子らに向けて「音楽って楽しいぜ!夢があるぜ!」って言い続けてること。中盤の“90s Drama Life”~“Odoru~朝が来ても~”の流れだったり、懐かCMな“Keep Your DISCO!!!”のミュージック・ビデオにしても、ノスタルジーがひとつのテーマになってるとは思うんだけど、自分たちの若いころを振り返ることで、未来へ向けたメッセージの説得力を高めてる。もちろん、思いっきりふざけながら。で、最後に“March For Peace”だからねえ。泣けますわ、このアルバムは。

そして、the telephonesも参加の「kings」が体現していた「海外との同時代性」を今最も感じさせるアクトのひとつが、Jesse Ruins。東京発のアナログにこだわるインディ・レーベル「CUZ ME PAIN」を主宰し、イギリスの高級紙「The Guardian」からも賛辞を寄せられる彼ら。シンセポップ~チルウェイヴ以降のサウンドで、文字通りシネマティックかつロマンティックな楽曲を紡ぐ。

L.E.D.の新作は相変わらずクオリティ高し。LITEやmudy on the昨晩とはまったくタイプが違うけど、ブームで終わらなかったインストバンドの意地と自信が感じられる作品。前作の原田郁子に続いて、女性ボーカルではSalyuが、さらには志人も参加と、ゲストの人選は今回もばっちり。オータコージ×志人の“賽の河原”はかなりとんでもない仕上がりです。

The Flaming LipsとYeah Yeah Yeahsは僕もまだアルバム聴いてないので、楽しみ。リップスはかなりアシッドな感じかな?YYYsはDr.Octagonことクール・キースの参加が熱い。“Sacrilege”のミュージックビデオすげえなあ。


the telephones『Laugh,Cry,Sing...And Dance!!!』



Jesse Ruins『A Film』



L.E.D.『in motion』



The Flaming Lips『The Terror』



Yeah Yeah Yeahs『Mosquito』


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# by ashadeofshyness | 2013-04-14 23:24 | ウィークリー・レコメンド