音楽ライター・金子厚武のブログ
by ashadeofshyness


ウィークリー・レコメンド Apr 3

ビイドロの新作『またあしたね』は、前作『冗談の王様』以来実に4年ぶり、現在の3ピースとなってからは初めての正式音源です。2010年末の活動休止ライブ以後、すぐに制作に取り掛かっていたという本作がもしも2011年に出ていたら、アナログフィッシュの『荒野 / On the Wild Side』とどっちを年間ベストにしようか迷ったかもしれないぐらい、音楽性・メッセージ性共に素晴らしい作品。ちなみに、下にアップしたのはタイトルトラック“またあしたね”(“また明日ね”になってるけど)の2009年のライブ映像で、アルバムに収録されているバージョンとはかなり異なります。音源になってるのももちろんいいけど、BUILT TO SPILLなこっちのバージョンもいいなあ。そういう意味じゃあ、OGRE YOU ASSHOLEのファンにも聴いてほしいですね。4/6に新宿ロフトにて、ひさびさの、そしておそらくは最後のライブがありますので、ぜひ。

ビイドロとアナログフィッシュを並べたのに続いて、環ROYの新作『ラッキー』は、アナログフィッシュとコラボしているやけのはらの新作『SUNNY NEW LIFE』と並べたい。震災以降の時代感を背景としつつ、それをあくまで軽やかに、日常生活を視点の軸としながらラップするこの2作、どちらも傑作だと思います。2人ともラッパーにして「奥ゆかしさ」があるのが好きです。てか、『ラッキー』はホント、これまでの環ROY作品の中でも断トツにいいと思うなあ。下にアップした“YES”のトラックを担当した蓮沼執太はじめ、戸高賢史(ART-SCHOOL)、三浦康嗣(□□□)、ゴンドウトモヒロ、Himuro Yoshiteruっていうトラックメーカーのチョイスもばっちり。

The SALOVERS初のシングル『床には君のカーディガン』も相変わらず無敵感あって最高。陽性の曲調がニューシーズン突入を高らかに宣言しているかのようです。ただね、なんかロゴが『BE HERE NOW』の頃のOASISみたいなってるんだけど、The SALOVERSはどう考えたってBLURだろー。古館くんのイケメンで自信家で性格悪そうで(ごめん)でもにくめない感じ、まじデーモン・アルバーンだと思うわ。

下北沢駅が様変わりしたタイミングで出るというのが何ともグッとくるTHEラブ人間の新作もいいし、エミさんのスモーキーボイスはもっとロックリスナーにも聴かれてほしいと思います。下にアップしたアルバムのタイトルトラック、ちょっとCOLDPLAYっぽいし。では、今週はこんなところで。


ビイドロ / またあしたね



環ROY / ラッキー



The SALOVERS / 床には君のカーディガン



THEラブ人間 / SONGS



Emi Meyer / Galaxy's Skirt


[PR]
by ashadeofshyness | 2013-04-02 00:43 | ウィークリー・レコメンド
<< ウィークリー・レコメンド Ap... ウィークリー・レコメンド Ma... >>